ウォールナットの材質は強度が高く、重硬で、粘りもあり、衝撃などにも強い性質をもつ為、家具としてはもちろん、ピアノやパイプ、ライフルの銃床、⾶行機のプロペラなど、特殊な⽤途でも活躍しています。

着色しないでつくる無垢材のものは使用するうちに色合いをまろやかなものへと変化させます。
そうすることで木目などがより際立ち、さらに高級感を増してきます。
ウォールナットがタンニンが豊富に含まれているため黒とも評される濃茶色のイメージです。ただし、太陽光に触れると、紫外線の影響でタンニンが酸化して深い暗褐色のウォールナット材は徐々に黒味、紫味が抜けていき、赤褐色になります。さらに時間が経てばゴールドのツヤが表す茶褐色へと変化していくのです。
色だけでなく、木肌も使い込むことにより変化します。初めはラフな手触りですが、足や手によって磨かれることで、次第になめらかになっていきます。

ウォールナットの木目は、他の木材にはない特徴があります。ウォールナットは、空に向かって真っすぐに伸びる広葉樹なので木目もまっすぐ綺麗に整っています。
全体的に整った木目に、部分的な波状、巻毛状の木目などが混ざり、独特な美しい雰囲気を醸します。

木肌は使い込まれれば込まれるほどに磨きがかかり味わいを出していきます。やや粗さもあるもののペンキやニスなどを塗っても馴染むので長年使い続けるようなものには重宝されます。
弊店が取り扱うウォールナット材の家具は基本ウッドワックスの塗装を施し、絹のようななめらかな触り心地がとても魅力的なポイントです。